誰にも言えない

今月アフタ感想書けるかわかんないので
代わりに漫画いくつか描いてます。
今回は尸良練、ギャグなしエロなし。シリアスで。多分今後もこんなもん。
次回は尸良練もう一個と、ヴィンサガもアシェトルで一つ描く。

あといつもは頑張って元の絵を模写してますが
ほぼ完全にオリジ絵です。
習作みたいな感じですのでどうかご容赦。精進します。

09/03/28完成しました。
+表紙1Pと全6Pアップ。
それでは下のリンクからどうぞ。

23巻のあのあたりが軸です。






誰にも言えない







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練造が尸良をどう思ってるかは
まだわからないけど、
どんな人間だろうとそばで苦しんでたら
手を差しのべてあげられる子だと思うんだ。
そんなに嫌ってもなさそう…というか本当には
人を憎めない子だと思う。
尸良はもう明らかに練造には親しみを覚えている。

ただ相手にはそう感じていてもあくまで、
練造は尸良にとっての自分は腕の代わりでしかなく、
尸良も練造にとっての自分は復讐の肩代わりでしかないんだと
お互い考えちゃってると思う。
少なくともこの時点では。
深いところでは通じ合っているのに
やっぱりお互いすれ違ってしまったというのを
私が感じている尸良の悲劇性を絡めて
描いてみたけど成功したんだろうか。

尸良は本当は何て言いたかったのか、
ありがとうなのか、
お前は寒くないかなのか、
愛してるぜなのか、お好きな言葉をどうぞ。

表紙の、というかラストとつながってるんですが
練造のあの目は
自分達を消そうとしたとは言え
気の毒な公儀の使者に向けられたものなのか、
これを黙って従うほかない自分の運命を儚んでのことなのか、
誰にも必要とされず
成り行きのように結局惨劇を生み出してしまう尸良の悲劇を
哀れんでのことなのか,
もしかしたらこの人がさっき言いたかったことって…と思ってるのかも
ご想像におまかせします。

でもこれだけ長く一緒にいて、多分この時の
一部始終も聞いてそうな気がする練造は、
尸良が何に怒りを抱いているかも、
それが悲しみから起因していることも理解していると思うのだ。

あと素直に人にありがとうとか言いたくても言えないって、
そういう人生ってものすごい悲劇だとも思うのだ。