てめぇ探しの旅

 

今月のヴィンサガあらすじ：ヒゲのOL薮内トル子

 

真実の愛を得られるまでヒゲを剃らないと決めた乙女トル子の物語。
イラスト中の？は、真・ヒゲのOL薮内笹子表紙を参考にさせて頂いたんですが
笹子の加えてるのがなんだかわからなかったため(爆)花？
今月はケティル農場で働く文字通りヒゲのOLトル子のお話(OLじゃねえ)
右下続きからドゾ！

 

やーもうトル子がかあいい！！！！！くたくた！！
白い練造みたいー！！ヒャー！！！

ヒゲ生えてるのは違和感ありましたが
そんだけ苦労したとか少々月日が経ったとかの点と、
このままだと女の子になっちゃうので絵的には
これがよいのでしょう。
はあしかしかわいい！ヒゲトル子！！
たまに4ｐとか7ｐはちっさく描かれて
ヒゲ省略されてるので尚更。
やっぱしヘルガさん似なんだなー。


ケティルさんを介して自己紹介するエイナルさんとトルフィン。
トル子が「どうも」だって！
フツウにしゃべれました。よかった。敬語だし。敬語！？
エイナルさんにトル子ちいさい思われとる(´∀｀)

二人の仕事場は先月述べたとおり広大な森。
ここを開拓すれば、二人とも自分で自分を買い取って自由民になれるという。
それを聞いてトル子に森に案内されたエイナルさん、
今日は見学でいい言われたのにはりきって斧を振るい始めます。
かあいいなー！！！！！
なんか完全にコミュニケーションを遮断してたかと思われたトル子にも
何かが通ったのか、若干表情がゆるんでじゃあそっちを手伝ってくれと言います。
かあいいなー！！！！！

ニコニコしてすっかり満足しちゃったエイちゃんですが
すぐに自由民(半奴隷)の連中のいじめに遭うわ、
老馬一頭とトル子だけで切り倒した大木を運ばされるわ、
腹ペコだわで奴隷の現実を味あわせられます。

実態をケティルさんに報告しようとかイヤじゃないのかと言うエイナルですが、
トル子は「どうだっていいよ」と…あああ。

そこへちょうどケティルさんが馬車で通りがかったので
エイちゃん半奴隷達の実態と不満を報告しようとした時、
主人の後ろに美少女が…
「…トルフィン　オレここ気に入った」


さんざんひどい目に遭っておきながら
一番最後にぽつりと「ここが気に入った」と言わせる演出というか、
落とし方が面白かった。すごいなー。

先月の描写のように、
エイナルの性格的に奴隷の現実を味わったら
反抗するわ脱走企てるわで
なんかそっちで話がややこしくなるので
作者的にはエイちゃんには是非ここを気に入って頂かなくては
ならないわけで、
でもそっちもグダグダ描くとウザイので
そこらへんの問題を美少女1コマで解決させてしまう妙技が、
別にすごい特別なことしてるわけじゃないのに、
すごかったです。
話大部分の酷さと、
ラストの「気に入った」の対比もすごい面白かったし。
うまく言えてるかなー。

沙村センセの読みきりも読みました。
女子高生の娘と
その娘にやたらデジカメを回してくる父親が暮らす家に
家政婦さんがやってきてからというもの、
少しずつ生活が一変して、
だんだん家族の真実が明かされていくみたいな話でした。
もうすぐ短編集出るし、
ネタバレしちゃうとアレなお話なので伏せておきますが、
最後の墓のデザインが秀逸だと思います。
あと娘の花束の手向け方と。
これが描きたかったんじゃないかなー(笑)

あとシドニアの騎士読みました。
イザナかわいいよイザナ！！！！！！ヒイ。
やきもち妬いてる！！
ケガしたイザナを素直に助けにいく長道もかわいいです。
長髪の兄ちゃん(名前忘れた)がいたしてる最中
電話かかってきて即「無理です」にリアルに噴いた(爆)

この兄ちゃんは長道をよく思ってないらしくて
なんだか非常に怒っているのですが、
この作品の絵ってあまり表情が激しく変化しないのに、
(その上セリフも多くない)
あ、すごい怒ってるなとかニヤついてるなってのがわかるのが不思議な絵ですよね。
そういえば作中に能面みたいのがよくでてきますけれど、
能面に通じるものがあるように思えました。
面ですからあれも表情が変化するわけないのに、
角度や光の当たり方で全く顔つきが変わるので怖いくらいですよ。
それが関係すんのかな。

あと個人的メモ
わたくし恥ずかしげもなく拍手に
愛をぶち撒けてきたりしてますが(爆)
その際も、またよく目にするご意見で
「向こうへ行ってろ」とか男を犯っても気持ちよくなかったという
言葉の真の意味に突き動かされたと伺って何かがわかりました。
理屈ではわかっていたけれど、
素直にそこにキャーとなれるのが大事なんですよね…。
自分が腐女子という視点になってからというもの、
読む人が何に心を動かされるかが具体的にわかってきて
すごく勉強になります。