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v-112.jpg


古代の記録っぽくしてみたけどむりぽっぽ

 


当時ヴァイキングの間では馬はたいへん重宝されてましたが
それはあくまで運搬や交通においてであり、
陸上での戦ともなるとヴァイキング達は馬を駆って戦場へ向かい、
戦闘が始まったら一斉にストンと馬から降りたという。
というわれらがゆっきーこと幸村先生のお話を想像したら
絵的に面白くて帰りの電車でコソコソ走り書きしたのが上の絵。

さる2/11、幸村誠先生のシンポジウムに
『巣穴』の袋小路さんが伺うというので
ホイホイついていきました。
詳細はこちら。
http://natalie.mu/comic/news/26104

上のヴァイキング話から作品の裏話まで
ほんとに濃くて有意義な時間を過ごせました。
その節は袋さんありがとうございました!
以下レポートでございます。
読んでくださる方はお手数ですが右下からドゾー。

※私信
シンポ終了後に声かけてくださった方!
なぜかメールが送れませんでした…
mixiの検索も発見できず;
お手数で申し訳ございませんが、
もしこちら拝見されてましたら是非お知らせください!
 



以下ゆっきーのみことば

■連載前の資料集めは国内にヴァイキングの資料が
 少ないこともだが何よりビジュアル面での資料が
 乏しかったことが一番困った
■絵についてもろもろアシさんがすごく困ってたと思う。
 ごめんネ☆←マジこんな感じで言った。か、かわいい!
■昔は学校のない国に行きたいと思ってた。
 今は締め切りのない国へ行きたい(爆)
 (前作プラネテスもだが主人公がここではないどこかへ
 行ってしまう話を描きたいのかとの問いに対し)
■"今"を全て肯定することはできないと思っている。
■暴力を描くのは苦手。(ビョルンが血だらけの拳を振るうコマを
 見て苦笑しながら)無理して描いてます(爆) 
■戦いを理解せずにここまできたけど描いてわかるだろうか、と
 がんばって(暴力を)描いてみている。
■ヴァイキングの戦士達は死後もヴァルハラで戦い続けると
 考えていたようだが果たして女性や子供等も
 そう思っていたのだろうか?
■周りの人はこう思ってるけど、そうじゃないんじゃないか?と
 考える人もいたのではないだろうか?(それがトールズや
 アシェラッドだったりする)
■そうして現状に疑問を持ったキャラが動く、
 それがストーリーになってる。
■だいたい10話くらい先を考えて描いている。
■アシェラッドを殺した時はみんなに
 「なんで殺すんだ!」と怒られた。ごめんなさい^^
■担当さんから教わった売れる漫画の秘訣は
 「女の子を出す」
 「かわいいマスコットキャラ」
 「フィギュアになりそうなコスチューム」
 「大きい剣」
 だそうな(爆)
■そしてもうひとつは
 「お前の漫画を進んで読んでくれる人間が
 この世にいると思うな」ということ。
■とにかく見やすく、状況わかりやすく、バトルなどが
 苦手でも自分のできる範囲で読んでいただけるよう努力する。
 とにかく読者にストレスを感じさせないよう描いてる。
 (ゆっきーは多摩美出身だが、美大出身の漫画家の多くは
 絵に主張を込めているがゆっきーは絵が素直と言われたのに対し)
■最近は翻訳版のためにフキダシをまるく書く等の配慮も。
■作品冒頭の船を担いで山越え、は
 トルコのマフメット2世が実際に行ったもの。
 面白い人で、湾が封鎖された時も「じゃあ陸を
 行けばいいじゃん^^」と(爆)
■ヴァイキングも陸の上を船を引くことはあったらしい。
■バイユーのタペストリーには死体から鎖帷子を剥ぎ取る
 様子が描かれている。鎖帷子はたいへん高価で
 こうしてリサイクルしていたらしい。
■その鎖帷子で文化庁メディア芸術祭の授賞式に
 登場したというゆっきー(爆)
■しかも斧持って(爆爆)
■さらにその格好で中川副大臣のそばに立った(爆爆爆)
■文化庁長官「何かあった時は私が副大臣をお守りしないと」
■(「ユルヴァちゃん」の表紙見て)
 「あーっさっき言った(売れる漫画の秘訣)全部揃ってるwww」
■編集さん
 「ユルヴァというキャラについては著作権を
 放棄して頂いています(爆)」
■(トルフィンがトルケルに飛ばされたコマをパクった件について)
 「打ち合わせの時、このシーンパクッたら面白いんじゃね?と(爆)」
■(「フィンランド・サガ」について)
 これもモーニング2さんからタイトルについて
 一度問い合わせがあっただけ(爆)


メモとってた限りではこのくらい・・・
ほんとはもっとたくさんお話されてました
実はゆっきーこの前日が締め切りでした(爆)
担当さんが先生のまんまえで待ち構えており
ゆっきー曰くシンポが終わり次第首をネコのようにヒョイとつかまれて
仕事場に直行だそうです。
にも関わらずです、終了後の質疑応答では
どの方にも丁寧にお答えされてました。

私も質問しました。原稿遅れたらすいません(爆)
「大体10話ほど先を考えて描かれている」と
仰られてたのが気になったのです。
物語全体の大まかな流れは決めてらっしゃるだろうけど
やはりその間の話は埋めていかねばならないわけで。

たとえば10話前の時点ではアシェラッドが
あそこでは死なない展開も
考えてらっしゃったのですかとか。
いつかは死ぬキャラとは思っていたけど
なぜあそこかとか。

重要キャラクターの死とか、大きな展開をどうしようとか考えて
どうしても描くとき足踏みしてしまうんですが…と。

ほんと、展開をどうしようかで足踏みしてしまうんですよ。
描いてるうちにいろんな方向に話が飛んでしまって、
「結局何が言いたいの?」となってしまう…。
実は私このシンポの数日前に
自分の担当さんから全ボツくらって
なんかもうどうしていいかわからん状態でした(爆)
シンポ終わった後「鬼さんを励ます会」に
なってしまってほんと申し訳ないですふくろさん;
その点もほんとありがとうございます^^;

で、そのあたりを
幸村センセに伺ってみましたらちょう笑顔で
「すべてお話しますw」と(爆)

まず展開もなにも、
アシェラッドがあそこで死ぬのは最初から
決めてあったことだそうです。
そして「トルフィンにはぜってー仇は討たせてやらねー」と^^
仇を討たせたらあの子絶対
まともな人間に戻れなくなるから^^と。
あの子呼ばわり^^^^
アシェラッドの死を一つのポイントにして
今までずっと模索しながら描いてきたそうです。

「そうやってポイントを"ぺしっ"と決めておくと
何を描いたらいいのかわかってくると
思います……ぺしっ?ぺしってなんだwww
ピシッとですよね!ぺしってwww」

かわいいいいいいいい(〃゜Д゜〃)
すべて把握しました(何をだ)
冒頭に言った「ごめんネ☆」とか
しょっちゅう「○○なんですぅー!」は言うし
今後の展開について聞かれると
「○○○○行きます♪」
「もうみんなうすうすきづいてるんでショ♪」
なにこの萌えたらいけないかもしれない萌えっこ

あと
「自分の漫画を進んで読んでくれる人間が
この世にいると思うな」という言葉が印象的でした。
なんで幸村センセの漫画が好きかって
もちろん漫画自体面白いのもあるけど
「オレがオレが!」って迫ってこないから
読んでてすごく心地いいのです。
読者と対等で、すごく思いやってると思う。
芸術って描いてる人と見てる人の
コミュニケーションだと思うんだ。
いや、いろいろ見解あるけど
私はそういうのが好きだし、
自分もそういうふうに描きたいです。
やっぱりそこらへん意識して描いてらっしゃったんだなと
改めて感じたし、好きになりました。
いいなあ、こんな絵描きになりたいな。

それからこれは別の人が質問した内容に
対する回答なんだけど、
「トールズが幼いトルフィンに護身用にと
短剣を渡したシーン。
あれでよかったのかって未だに迷ってる。」

アシェラッドの死に向かっていろいろ
模索しながら描いてきたというし、
描いてもそれは答えではない。
ヴィンサガってあまりにもうまく話が作られてるから
ものすごく計算して描いてるんだろうなと
思ってたんですが,若干違ったもよう…
ゆっきーですら考えて悩みながら描いてるんだな…
そしてこれが正しい答えだって描ききらなくても
いいんだな。

いっぱい描いてたら慣れて楽になるんだと
思ってた節があった。んなわけないのに。
ある意味ずるい考えだなー。
楽な道とかないんだね、
結局みんな日々の積み重ねなんだね・・・
 

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